ガスコンロのお手入れの方法:前編

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ガスコンロを使っていると自然と汚れていきますよね。

「面倒だから」と、その汚れ放置していませんか?

汚れは付いたはじめの内に取り除いた方がいいですよ。

日頃のお手入れがその品物の寿命を延ばす秘訣になります。

今回はガスコンロが汚れてしまった時、しつこい汚れを落としたい時などお手入れの方法についてご紹介していきたいと思います。

前編は天板の掃除方法までで、後編に他の部品の掃除方法について紹介しますので、そちらも気になる方は是非読んでみてください。

今回のポイント
1. 汚れたらすぐにお掃除するのがガスコンロを長持ちさせるためのポイント
2. お掃除には事前に注意することで火傷や怪我を防止しよう
3. 天板の掃除には重曹をつかうと頑固な汚れが落ちやすい

ガスコンロを掃除しよう

新しく購入したガスコンロは輝いているように見えますが、使っているうちに汚れてきてしまいます。

やっぱり新しいものはきれいに長持ちさせて大事に使っていきたいものだと思います。

さらに、ガスコンロをきれいに保つことは、ただ清潔だからで終わらず、ガスコンロを長持ちさせることにつながり、劣化からの事故を防止することにもつながります。

コンロはほとんど金属製の部品で作られています。

金属製の部品はお手入れをせずに、油分や塩分が含まれた汚れが付いたままで放置しておくと、錆や劣化の原因になります。

掃除の注意しておきたいこと

ガスコンロをキレイにしておきたいなら心がけておくことがあります。

「汚れたらすぐにお掃除すること」です。

しかしガスコンロは毎日使用される道具の一つです。

汚れてしまっても、つい後回しにしてしまいがちです。

汚れを放置してしまうとこびりついて後で掃除するのが大変になってしまいます。

そのため汚れが蓄積される前に出来る範囲でいいので、お掃除しておきましょう。

しかし、お掃除の前に注意しなければならないことがあります。

天板(トッププレート)や五徳(ゴトク)の材質によって掃除の方法を変えた方が良いということです。

もしも傷がつきやすい素材の部品だったら、ゴシゴシとこすって掃除してしまうと、キレイになるどころか逆に傷つけてしまいます。

そのため最初は輝いていた製品であっても、表面が曇ってしまったり、かえって汚れがたまりやすくなったりする原因になることもあります。

製品の取扱説明書にはお手入れの仕方などが書かれているので確認しておくことをおすすめします。

もしも、取扱説明書が無いようでしたら、最近の製品ですとメーカーのHPに説明書を公開している場合があります。型式番号で検索をかけてみると説明書がでてくることもあるので試してみるのもいいでしょう。

ガスコンロ

お手入れをする前に確認したいこと

怪我や事故を防止するためにもガスコンロに異常が無いかチェックをしておきましょう。

ガスコンロを使用した後にお手入れをする場合は、熱い状態のまま掃除しようとすると火傷の危険性があります。冷ましてからお手入れをしましょう。

また、ガスの元栓を必ず閉めてから始めましょう。

怪我の防止のために引っかかる可能性がある場所をチェックしましょう。

・天板にひびや欠け、割れがないか。

・グリル扉のガラスにひびや欠け、割れがないか。

・天板と天板の枠の間に隙間がないか。

・焼き網の接合部が外れていないか。

注意しておきたいポイントがあるのでそれも確認しておきましょう。

・ゴム手袋を着用しておきましょう(怪我の防止や洗剤による肌荒れの防止に)

・お手入れをしている時は体重をかけたり、強い力をかけたりしないようにしましょう(破損の防止)

・グリルの内側にはなるべく触れないように気を付けておきましょう(怪我の防止)

・洗剤の種類を間違えないようにしましょう(洗剤を使う場合は台所用中性洗剤を使用すること、それ以外は【はがれ、変色、サビ、割れ】の原因になるため)

怪我や事故を防止するためにも注意しておきましょう。

キッチン

ガスコンロ用掃除用具を確認しよう

実際に掃除していきたいところですが、事前にあると便利な掃除用具を用意しておくと作業がはかどります。

掃除用具リスト

●食器用中性洗剤

●重曹

●除菌用アルコールスプレー

●スポンジ

●ラップ

●キッチンペーパー

●歯ブラシ

●お手入れ棒

ガラストップクリーナー(※)

●スクレーパー(※)

※…ガラストップ天板への使用に限る

必ず全部をそろえる必要はありません。お家にあるものを組み合わせて使い、お掃除しましょう!

※注意※

重曹溶液は乾いたあと、白っぽい重曹が後に残ってしまう場合があります。乾いた布で拭き取れば問題ありませんが、代わりにアルカリ電解水を使う方法もあります。

重曹は水に溶けるとアルカリ性になるので代用品としては十分でしょう。

しかし、アルミ製品にアルカリ性のものは使えません。黒く変色してしまうので、アルミ素材の部分は中性洗剤のみを使用してください。

洗剤を使わなくても汚れが落ちやすいからと、メラミンスポンジを使いたくなりますが、メラミンスポンジは研磨効果があるものなので、コーティングされているものや光沢がある素材には向きません。細かい傷がついてしまいコーティングがはがれたり光沢がなくなったりしますので使用する先は選びましょう。

キッチン備品

お掃除:天板

面積が広いため汚れやすい天板は、使い終わったらすぐに、布かスポンジでサッと水拭きするだけでもキレイになります。から拭きで仕上げれば、さびも防止できます。

また、アルコールスプレーを使うと油を溶かしながら落とせるので除菌も出来て大変便利です。

注意点としてアルコールスプレーを使った後は完全に蒸発するまでコンロを使用しないでください。

アルコールに引火する可能性があるためです。

時間がたって中性洗剤でも落ちないこびりついた汚れには、重曹を溶かした水を吹き付けてしばらく時間を置いてから拭いてください。

これでも落ちない頑固な汚れは重曹に少しだけ水を加えたものを汚れに塗ってパックして放置すると効果的です。

重曹を使った後は必ず、水拭き・から拭きを忘れないようにしましょう。放置すると後に白く重曹が残ってしまいます。

また、アルミ製の天板には重曹は使えないので洗剤で頑張りましょう。

ガラストップ用の掃除用具

ガラストップ製の天板のガスコンロを使用されている場合でしたら、ガラストップ専用のグッズもあります。

ガラストップクリーナーは頑固な汚れもきれいに落としてくれます。

さらに見えない膜を張って汚れをつきにくくして艶を出してくれる効果もあります。

スクレーパーというのは表面を削り落とすための平たいへら状の道具です。これを使うことで時間をおいて固くなってしまった汚れも簡単に剥がれてくれます。

焦げ付きなどではがしにくいようでしたら、併せて使用することで、柔らかくしてから剥がしていけば余計な力を入れずに済み傷をつけないように注意する手間も省けます。

タイル

今回のまとめ

今回は天板の掃除方法の紹介までで終わりにしたいと思います。

次回の後編では五徳、バーナー部分、グリル部分、排気口の掃除方法について紹介したいと思いますので、是非後編の方もご一読ください。

お手入れをすることでガスコンロの寿命を延ばすことが出来ます。

しかしお手入れの方法には様々な手段がありますので、素材や部品に合わせたものでないと逆に製品の寿命を縮めてしまうかもしれません。

今回と次回を読んで正しい方法を学んでいただき日々のお手入れにご活用ください。

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