ガスファンヒーターのメリット・デメリット

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寒い時期になってくると暖房器具を使いたくなりますよね。

ストーブやエアコン、コタツ、ハロゲンヒーター。

電気量販店などをのぞくと様々な暖房器具が販売されています。

今回はそんな暖房器具の中でも、ガスを使って温める「ガスファンヒーター」のメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。

今回のポイント
1.ガスファンヒーターは素早く部屋を温めてくれる
2.火を使う暖房器具は換気をしっかりしましょう。
3.ガスファンヒーターを正しく使用して健康に過ごそう

ガスファンヒーターの特徴

エアコンや石油ストーブを使って部屋を温めようとすると、温まり終わるまでに時間がかかっていませんか?

朝に起き出してエアコンをつけてから朝の準備を始めると、温まり始めた時には着替えなどの準備が終わってしまいます。

しかし、ガスファンヒーターならすぐに温風が出始めて、部屋を素早く温めてくれるため着替えなどが楽になります。

エアコンは部屋の温度を保つ性能は優れている暖房器具です。長時間部屋を温め続けることや逆に冷やすことに関しては他の機器より優れていると言えます。

ですが部屋を温める速度で比べるとガスファンヒーターや石油ファンヒーターなどの火を使った暖房器具の方が早いです。

ガスファンヒーターのメリット

ガスファンヒーターのメリットといえるものには何があるのでしょうか?

他の暖房器具と比べた時に特に優れていると言える点は複数あります。

ガスファンヒーターが選ばれるメリットを確認してみましょう。

立ち上がりが早い、部屋が温まるのも早い

ガスファンヒーターの特徴に素早く部屋を温めてくれることがあります。

起動してから数秒で温風が吹きだし、足元から温めてくれます。

機種にもよりますがエアコンは足元を温めることが苦手な部類に入ります。

ファンヒーターは吹き出し口が足元にあるので、床から冷気が昇ってきて冷え込む足元も温めてくれます。

臭いが比較的気にならない

石油を使った暖房器具、石油ストーブや石油ファンヒーターは、点火時や消火時に石油の臭いが発生してしまいます。

それと比較してみるとガスファンヒーターは嫌な臭いがしていません。

燃料の補給をしなくてもよい

ガスファンヒーターが燃やしている燃料は、都市ガスやプロパンガスのボンベから供給されています。

そのため、石油ファンヒーターのように燃料を買いに行ったり、ポンプを使って補給をしなくても良いのです。

また、朝の忙しい時間などの使いたい時に「燃料が切れてしまって使えない」といったトラブルもありません。

石油ファンヒーターと比べると使用時のストレスは低いと言えます。

小型で軽いため持ち運びがしやすい

石油ファンヒーターは燃料タンクが必要なのでどうしても大型化、石油が入っていればさらに重くなってしまいます。

ガスファンヒーターは燃料が外部にありますので小型化しやすく軽量化しています。

安全性が高い

ガス器具の安全性能が高くなってきています。

ガスファンヒーターも例にもれず、新しい機種ならばぶつかった時や地震が発生した時の揺れを感知してガスを止める「転倒時ガス遮断装置」や、運転中になんらかの原因で火が消えた時にガスを止める「立消え安全装置」といった安全を守るための機能が備わっています。

他にも機種によりますが、チャイルドロックや自動タイマーなどの機能がついているものもあるため、より安全に使いたい場合は十分に性能を吟味して、取扱説明書を読んで安全にお使いください。

危険な使い方をしてしまうと、どれだけ安全対策をしても、危険性が高くなってしまうため必ず使用方法を守って使いましょう。

空気が乾燥しにくい

ガスは燃えるときに熱、二酸化炭素、水蒸気を作っています。

この水蒸気により空気が乾燥しにくく、湿度が保ちやすいという点はメリットです。

この点はエアコンよりも優れている所だと言えます。

湿度が高いと、同じ室温でも体感温度では湿度が低い所よりも暖かいと感じます。そのため温度設定を低めで設定することが出来ます。

また、インフルエンザウイルスなどの病原菌は湿度が低いと活発化しますので、湿度を高めに保持することは病気の予防につながります。

しかし高湿度はカビの発生原因にもなりますので、カビによる病気には気をつけないといけないため結露などの余分な水には注意しておきたいところです。

ガスヒーター

ガスファンヒーターのデメリット

ガスファンヒーターは様々な暖房器具の中でも優れているといえる機器です。

しかし、上記のようにメリットが複数存在するように、デメリットもまた複数あります。

使用するにはガスコンセントが必要になる

ガスファンヒーターは設置場所を限定されることが最大のデメリットと言えます。

ガスファンヒーターはガスを燃やしています。

ガスは都市ガスならガス管から、プロパンガスならボンベから供給されていますが、そのガスは何処を通ってガスファンヒーターまで供給されているのでしょうか。

ガスファンヒーターはガスコンセントが無いと使用することが出来ません。

そのため、ガスコンセントが無い部屋には設置が出来ませんし、それでも使用するためにはガスコンセントを取り付けるための工事が必要になります。

ガスコンセントはガス会社に依頼することで設置することが出来るので、新規に購入を考えている方は、ガスコンセントが無ければそちらも一緒に考えてみるといいでしょう。

その点、石油ファンヒーターは置き場所を選びません。

きちんと設置が出来る場所ならばどこであろうと使用することが可能です。

新規の工事を入れにくい場所や公共の施設を借りて行事を行ったりする場合は石油を使用する暖房器具の独壇場です。

プロパンガスやLPガスのボンベを持っていけば使用することも可能になりますが、設置には専用の資格が必要になりますので現実性が薄いと言えます。

元栓

定期的な換気が必要になる

ガスファンヒーターはガスを燃焼しているため、使用中は燃焼ガスと呼ばれるものが発生しています。

部屋の中の酸素を使って二酸化炭素が発生しているので、酸素が足りなくなれば不完全燃焼が起きて一酸化炭素が発生してしまうかもしれません。

一酸化炭素はとても毒性が強い気体なので、空気を入れ替えて新鮮な空気を取り込むことによって不完全燃焼を起こさないようにしなければなりません。

一時間に一回2~3分を目安に換気をするようにしましょう。

また、以前別の記事で一酸化炭素の危険性について紹介しているので、興味がある方はそちらを見てください。

LPガスの危険性:CO中毒https://gas-yasuuriou.com/blog/04/

この部分はガスファンヒーター同様に、燃料を燃やして火を使っている石油ファンヒーターも同じように注意しなければなりません。

ハロゲンヒーターやエアコンの場合は火を使用していないので換気の心配はいりません。

女性

プロパンガスだとガス代が高くなる

ガスを使用しているため、使用した分だけ費用が掛かってしまいます。

そのため電気で動いているエアコンと比べた場合、同じ時間運転した時の料金はエアコンの方が安くなります。

長時間の運転をする時はエアコンの使用に切り替えるとコスト削減につながります。

さらに、都市ガスとプロパンガスを料金で比較するとプロパンガスの方が高いため、余計にガス代が高くなってしまいます。

結露してしまう

上記のメリットでも書きましたが、ガスの燃焼時に水蒸気が発生しているので、窓辺などの冬に冷たくなる場所で結露が発生してしまいます。

結露をそのままにしてしまうと、カビやダニが発生してしまうので健康被害が発生してしまいます。

そのため、結露を防止する対策をしておきましょう。

湿気は無ければウィルスなどの病原菌が活性化し、行き過ぎれば結露してしまうものです。

健康のためにも気をつけましょう。

梅雨

今回のまとめ

今回はガスファンヒーターのメリット・デメリットについて紹介させていただきました。

ガスファンヒーターのメリット・デメリットはどうだったでしょうか。

冬の寒い時期、特に日が出てない、または出たばかりの朝の時間はすぐに温まりたいですよね。

そんな時はガスファンヒーターならばすぐに暖かくしてくれます。

ガス料金が高くてガスを使用する暖房器具は使いたくない。

もしかしたらそのガス代は適正値より高いのかもしれません。

ガス料金はガス会社が設定できる自由価格です。

適正値より高く感じたのならばガス会社を切り替えることも検討してみてください。

「ガスの安売り王」ではガス会社切り替えをサポートさせて頂きます。

ぜひお気軽にご相談ください。

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