ガス代が高くなりがちな冬に節約をすれば他の季節より節約効果が高い、ということで前回はお風呂の入り方やシャワーの使い方でガス代を節約する方法をお話しました。
今回は前回の続きとして冬のガスの使用量を減らしてガス代を節約するための方法を紹介していこうと思います。
その中でも今回はガスコンロがある台所を中心に解説していこうと思います。
ガスを使う時に少し意識するだけでも変わってくるので、知識を身に付け実践してみましょう。
今回のポイント 1.料理する時は家電製品と併用することで節約と時短になる 2.ちょっとひと手間で節約につながるものばかり 3.ガスをできるだけ使わない調理法を使ってみる |
台所にあるガスを使用する物はガスコンロやガス給湯器があります。
冬場の水作業はお湯を使いたいので、ここでもお湯を沸かすのにガスを使っています。
コンロの使用する時だけではなく、他にも台所には節約できるポイントが隠れています。
まずはガスコンロを使用する“前”に出来るガス代を節約する方法があるので確認していきましょう。
料理にペットボトルの水を使っている方は、未開封の物は常温保存にしましょう。
冷蔵庫にしまうと、沸騰までの時間が余分にかかってしまうため、ガス代がその分だけ余計にかさんでしまいます。
ペットボトルの水は未開封ならば保存がしやすいので冷蔵庫に入れなくても大丈夫です。
冷凍食品を使用する場合は、調理前に冷蔵庫に移して解凍しておきましょう。
もしくは部屋の涼しい場所に置いて解凍してください。
解凍してあると、調理時間が時短されるので、ガス代の節約になります。
この方法なら電子レンジを使った急速解凍や水道による流水解凍するよりも電気代、水道代ともに節約出来ますし、品質を保ったまま解凍できますが、他の解凍方法より時間がかかってしまうところがネックです。
事前に解凍が出来ていれば節約につながりますが、気温が高い部屋での常温解凍する場合は、生肉などの生鮮食品の解凍は食中毒の危険性があるため避けるか、涼しい場所で行うようにしましょう。
調理器具を水洗いした後は乾かした後に火にかけるようにしましょう。
もし水滴がついていたらふき取ってから、コンロに置きましょう。
鍋底に水滴が付いている、いないでもガスの使用量が変わってきます。
電子レンジを使って野菜の下ごしらえをしましょう。
電子レンジを活用して調理した方が、ガスよりも光熱費が安くなる場合があります。
ガスの場合、鍋でお湯を沸かして茹でなければいけませんが、電子レンジは食材に含まれる水分や表面の水分を使って加熱するため、お湯に栄養素が逃げませんし手間がかからないので時短できます。
また、火が通りにくい根菜などの固い野菜でも電子レンジであらかじめ加熱しておくと、火の通りも早くなるので調理時間の短縮につながり、ガス使用量が少なくなります。
他にも、一人分を小分けにして温める場合、カップに取り分けて温めることも出来ます。
普段からガスコンロを使用して料理していらっしゃると思いますが、その調理過程にちょっと工夫することでガス代を抑えることが出来ますので確認してみましょう。
強火すると鍋底から炎がはみ出している場合は中火にしましょう。
炎がはみ出している場合は鍋の大きさが合っておらず熱が余分に逃げていることになります。
そのはみ出た分だけ、無駄なガス代がかかっていることになります。
強火から中火にすることでその分だけ節約することが出来ます。
蓋や落し蓋を使用すると、保温ができるので熱を逃がしにくくなります。
そうすれば、効率よく調理ができるので、調理時間の時短につながり、ガス代を節約することが出来ます。
さらに落し蓋には味が染み込みやすくなったり煮崩れを防止したりといった、煮物を作る際に便利な特徴があるので是非試してみてください。
茹でたり煮たりする調理の場合は大きい鍋を使用しましょう。
大きい鍋は火のあたる面積が広いので、熱の無駄がなくなり、火の通りがよくなるので、調理時間を短くすることが出来ます。
また、保温性や熱伝導率が高い調理器具ならより効果的です。
例として、
フライパン:熱伝導率が高いので火の通りがいいので時間短縮できる
中華鍋:火が均一に広がるため火の通りが良く、蓄熱性も高いため余熱調理ができる
圧力鍋:圧力をかけて調理をするため時間短縮になりガス代が節約できる
がありますので、これらを使用して調理時間を短縮してガス代が節約しましょう。
圧力鍋の調理時間は普通の鍋と比べて3分の1から4分の1で済むので、料理の時短になり、煮込み料理を作る際に加熱時間が少ないので煮崩れを起こしにくいのです。
保温鍋は沸騰した後に火からおろして、保温のみで調理するので、ガス代の節約になります。
また、保温鍋は煮物を作る際に味を染み込ませやすくする効果を持っています。
圧力鍋や保温鍋がなくても、普段使っている鍋で保温調理をすることができます。
沸騰後に、蓋をして蒸らすことで余熱調理ができます。
例えばゆで卵を調理する場合、
・余熱でゆで卵を作るレシピ
①鍋に卵と、卵の半分ぐらいの水を入れて加熱する。
②1分間沸騰させたら火を止め、蓋をして蒸らす。
③約10分で半熟の卵が、約20分蒸せば固ゆで卵を作ることが出来る。
このように特別な鍋でなくても火からおろした後の余熱で料理することが出来るのです。
他にも様々なレシピがありますので探してみてください。
麺を茹でるついでに野菜を茹でたりスープも一緒に作ったりといった一つの鍋で同時調理すると時間の短縮になり、ガス代の節約につながります。
揚げ物は、油の加熱から食材を揚げるまでにガスを長時間使用します。
そのため揚げ物料理は他の料理と比べてガス代がかかってしまう料理なので、作る頻度を減らしてみると節約になります。
料理を多めに作り、作り置きをしておくとガス代の節約に繋がります。
また後で作り置きした料理をリメイクするなど、ひと手間加えることでおかずを新しく一品増やすことも出来ます。
今回は台所に関係した、特にガスコンロ関係の節約方法を紹介してみました。
冬になるとどの家庭でもガスの使用量が増え、ガス代が高くなる傾向にあるようです。
このことは前に解説した記事がありますのでそちらをご覧ください。
また、古いガスコンロを使用している場合は効率が悪く余計にガスを消費しているかもしれません。
その場合は新しいガスコンロに買い替えるとガスの節約になります。
少しの注意や調理方法、調理器具によってガスの使用量が変わってきます。
料理する時に思い出してもらえればガスの節約にもなりますので是非試してみてください。
次回は料理やガスコンロ以外の節約ポイントについてお話したいと思いますのでそちらもよかったらご覧ください。