LPガスや都市ガスを使用していると、定期的に使用量や請求額が記載された「検針票」が届きます。
この検針票には様々な情報が載っていて、ガス代の値上がりに気付く手掛かりになります。
今回はLPガスの検針票の見方について紹介していきたいと思います。
今回のポイント 1.詳細な内訳の検針票や請求書は良いガス会社の証 2.ペーパーレス化が進み検針票を有料化しているガス会社もある 3.高額な請求金額の原因が料金プランの場合、ガス会社の変更でガス代の節約が出来る |
「検針票」とは、ガス会社から送られてくるガスの利用明細書のことです。
一般的には当月請求分のガスの使用量と、請求金額が記載されています。
ガス会社によって「検針票兼請求書」「ガスご使用量のお知らせ」など呼び方が変わることがありますが、内容に大きな違いはありません。
検針方法は、「訪問検針」と「オンライン検針」の二つに大きく分けることが出来ます。
訪問検針は、ガス会社の検針員が家に訪問して、ガスメーターでガスの使用量を確認する方法です。
オンライン検針は、電話回線や無線通信などを利用してガスの使用量を確認する方法です。
検針員のコストを削減や作業ミスの防止が出来るため、こちらの検針方法を導入するガス会社が増えてきています。
LPガスの場合、ガス会社ごとにガスの価格を自由に設定することができます。
そのため、同じ地域のガス会社でも会社が変われば、ガス代が大きく変わることは珍しくありません。
都市ガスの場合は料金設定に国から規制かかっているので、価格の上下はそこまでありません。
ガス代の値上げや値下げは、原則ホームページや検針票などで確認できるように定められていますが、徹底はされていません。
不当な値上げをされないためにも情報を公開しているガス会社と契約するようにしましょう。
検針日がいつになるか、指定はできるのか、あまり知られていないと思います。
東京ガスを例として見ていきましょう。
・ガスの検針日を指定することは出来ない。
ガス会社は地理的に近いエリアは同日にまとめて行いたいと考えています。
コスト削減の面からも個別に検針日を設けるのは非効率的な為、指定が出来ないようです。
・基本的に「次回検針予定日」が通達され、実施される。
検針日が知りたい場合は、検針票には次回検針予定日が記載されているので確認してみましょう。
それでは肝心の検針票について確認していきましょう。
この検針票は一例なので記載内容が異なる場合があります。
何月分の請求金額なのかが記載されています。
ガスの使用量に使われる単位は、『㎥(立米[りゅうべい]/りっぽうめーとる)』が使われます。
一般的な家庭用のガスボンベ(20kg)の容量は約10.18㎥になります。
請求月の期間に使用したガスの使用量が記載されていますが、前月と比較した時に急激に増えている場合はガス漏れなどに注意しましょう。
請求月に記載された月の請求金額です。
今回指針数から前回指針数を引いた値が請求されているガス使用量になります。
基本料金と従量料金で構成されています。
LPガスと電気のセットプラン場合、ガスの検針票に電気代が記載されている場合もあります。
検針票を確認するとそのガス会社の良し悪しが分かることがあります。
請求金額の内訳が明確に表示されているガス会社は良い会社です。
基本料金と従量料金、使用別に従量料金単価を分類して記載あるとお客様側に寄り添ってくれていることが分かります。
しかし、必要最低限の記載しかされていない検針票のガス会社も存在しています。
基本料金と従量料金は請求金額を分析するうえで重要な要素です。
他のガス会社と比較する時にここが分かっているのと、分からないのとでは大分違います。
内訳が詳細なら、値上げがされた理由も調べやすくなります。
また、LPガスを新規契約した場合は、設備の初期設置費や管理費などが別枠で上乗せ請求されることもあります。
ガスを使用すれば必ずガス代の請求がかかります。
その請求には検針票が使われていますが、検針票が来ない場合というのはあるのでしょうか。
東京ガスよれば、検針は原則月一回行い、その検針時に検針票を届けることになっているようです。
しかし最近ではペーパーレス化が進み、検針票を有料化するガス会社も出てきました。
ペーパーレス化を進めているガス会社は紙の検針票は断ることが出来るので、その場合はインターネットで検針票を確認できるサービスを提供しているので確認してみると良いでしょう。
検針票を届ける契約をしている場合、検針票が届かない時は契約中のガス会社へ問い合わせてみましょう。
LPガスを使用している方の中には「請求金額が高い」と感じる方もいるでしょう。
LPガスの請求額が高い理由として考えられるのは、
①使用量が多すぎる場合
②ガスの料金プランが高すぎる場合
という二つの理由が挙げられます。
請求されるガス代が高い原因が使用量か料金プランなのかを判断するためには、現在契約中のガス会社の料金プランと、お住い周辺のガス代の平均を比較する必要があります。
内訳が詳細な検針票があるならば次の計算式で従量単価を出すことが出来ます。
(請求金額–基本料金-電気料金など)÷ガス使用量
もしくは 従量料金÷ガス使用量
地域ごとの平均価格は「一般財団法人日本エネルギー経済研究所 石油情報センター」で調査結果が公表されているので調べることが出来ます。
上記の方法で、原因が「ガスの使用量が多すぎるから」ということが分かった場合は、
・ガスの節約を心がける
・相場よりも安いガス会社へ切り替える
という対処方法があります。
ガスの節約をする場合、以下の記事で節約について触れていますので参考にしてみてください。
相場よりも安いガス会社へ切り替える場合には、料金プランの比較が出来なければ安いガス会社を見つけることは出来ません。
ガス会社のHPに公開されている料金プランや直接問い合わせてみて情報収集をするか、料金の相場を調べるサービスを利用してみると良いでしょう。
独力でガス会社を調査するのが難しい場合は「ガスの安売り王」をご利用ください。
地域最安値の優良ガス会社を紹介させていただきますので、お気軽にご相談ください。
周辺地域の平均価格と比較した結果、料金プランが高額だったことが判明した場合は、節約をしてもその効果は努力に見合ったものでしょうか。
使用量の節約を心がけてもガス代の削減は難しいはずです。
そのため料金プランが高いと感じた場合は、別の安い料金プランに変更してしまいましょう。
同じガス会社に料金プランが無くても別のガス会社ならあります。
ガス会社の変更は集合住宅や借家以外なら自由にできますので、安いガス会社と契約すれば節約効果はすぐに出ます。
別のガス会社への切り替えには、費用はかからないためお気軽にご相談ください。
今回は検針票について紹介させていただきました。
ガス代が高すぎる感じた場合は現在の料金プランと他の料金プランを比較してみましょう。
検針票の内容が詳細ならば、不当な値上げにすぐに気が付けるため検針票をよく確認してみると良いでしょう。
また、周辺地域のガス料金相場と比較してみるのも良いでしょう。
比較した結果、高ければガス会社を変更すればガス代を節約が見込めます。
是非検討してみてください。
ガス会社を変更する時は「ガスの安売り王」にご相談ください。
提携している優良ガス会社で、その地域での最安値の料金プランを紹介させていただきます。
是非お気軽にご相談ください。