湿気が高く暑くなってくると増えてくるものと言ったら何があるでしょうか。
いろいろあるでしょうが今回は「ダニ」についてお話します。
「ダニ」はどこにでも潜んでいて、時折人を刺してくる嫌われものです。
さらにダニの死骸はアレルギーの原因とされるアレルゲン物質の一つとされています。
そんなダニを駆除するためにガス衣類乾燥機が有効だということが調査により判明してきたようです。
今回はダニ対策することが出来るガス乾燥機についての紹介をしていきたいと思います。
今回のポイント 1.生活圏内に出るダニは5種類いる。 2.天日干しはあまり効果が無い。 3.ガス乾燥機をしようすると99.9%以上ダニを死滅させることが出来る |
まずはダニについてお話していきたいと思います。
ダニには数多くの種類がおり、人を刺さないダニと刺すダニ、さらに刺すダニでも血を吸うダニと吸わないダニに分けられます。
ダニは世界中に4万種以上存在するとされていて、生息域やエサは千差万別です。
日本において単に「ダニ」というと刺してきたりアレルギーの原因になったりといったものを想像するでしょうが、自然界における「ダニ」は落ち葉などを食べて分解する「分解者」のくくりに入ります。
土壌を豊かにしてくれる重要な働きを持った自然界の「ダニ」ですが、人の生活圏で見られる「ダニ」は主に以下の5種類になります。
・ヒョウヒダニ(チリダニ)
・コナダニ
・ツメダニ
・イエダニ
・マダニ
全てのダニが悪いものではありませんが、人の生活圏で多く見られて影響を与えるものには対処していかなければなりません。
上記5種類の中でも「マダニ」は人や動物の血を吸い、病気の媒介をする特に厄介なダニですが、生息域は屋外の公園や森なので今回は置いておきます。
それでは他4種類について詳しく見ていきます。
まずは刺さないダニ「ヒョウヒダニ」と「コナダニ」について見ていきましょう。
この2種類は「刺さない」と述べているようにエサが自然界のダニの様に分解者よりなので動物を刺したりしません。しかし、刺さないからと言って放置していいわけではありません。
これらの死骸はアレルギーの原因とされるアレルゲン物質の一つとされています。そのため小さいお子さんや体の弱い家族がいるご家庭では対策が必須になります。
大きさはどちらも0.3~0.4㎜と目に見えないほど小さく対策が取りづらい一因にもなっています。
エサは住んでいる場所で分けられ、「ヒョウヒダニ」はカーペット、ベッド、枕、布団、ソファーといったいかにもダニが潜んでいそうな人が触れるものを住処にしていて、埃や人のフケ、垢、汗とった老廃物をエサにしています。
「コナダニ」は食品、畳などにとりつき、そのままエサにして繁殖するようです。
エサを与えなければ増殖を食い止めることが出来ますので、こまめな掃除をしておきましょう。
次に刺すダニである「ツメダニ」と「イエダニ」について確認してみましょう。
「ツメダニ」は他のダニをエサとしていて、「ヒョウヒダニ」と「コナダニ」が生息している場所に住み着きます。そのため他のダニが繁殖できるような場所だとこの「ツメダニ」も繁殖しやすいということになります。このダニはその名前についているツメで人を刺すことがあります。そうすると刺された肌がアレルギー反応を起こしてはれとかゆみを引き起こします。大きさは0.3~1.0㎜と小さくてほとんど目に見えません。
他のダニがいなくなれば自然と数が減るので、ダニを増やさないようにこまめな掃除を心がけておきましょう。
もう一方の「イエダニ」の場合は、動物の血がエサなので蚊のように血を吸い取ります。
ネズミの体や巣に住み着くので、ネズミが住んでいるような場所だと注意が必要です。
血を吸ってくるダニはただ単に刺す場合よりも病原菌の媒介をする場合があるので注意が必要です。
上記でダニの種類について確認してみましたが、家の中で過ごすにあたって注意しなければならないダニは「ヒョウヒダニ」と「コナダニ」、「ツメダニ」が特に生活する上で生息域がかぶっている種類になります。
更に「ヒョウヒダニ」と「ツメダニ」は寝具やソファーなどに住み着くので一層の注意が必要です。
ではこのダニ達を駆除するためにはどうすればいいのしょうか。
寝具に住み着くダニを退治する方法として真っ先に思いつくのは「天日干し」だと思います。
しかしダニ対策専門の「日革研究所」が調査した結果、効果的ではないことが判明したようです。ダニの弱点は乾燥なので天日干しは効果があるように感じますが、布団の表面は乾燥しますが、布団の内部までは効果が届きにくいようです。
それに数時間ほどの天日干しにさらされても生き延びる生命力がダニにはあるため効果的ではないようです。
更に天日干しの後にパンパンと叩くのは布団の内部にあるダニの死骸を砕いて表面に出してしまい、寝るときにアレルゲン物質を吸い込んでしまうことにつながってしまいます。
そのため叩くのではなく掃除機などで吸い込むと花粉といった他のアレルゲン物質も掃除できるのでそちらの方がいいでしょう。
それではどうすればダニを駆除できるのでしょうか。
東京ガスによる実験によると洗濯した後に自然乾燥するだけだと生き残りが出るようですが、ガス乾燥機を使用するとダニの死滅率が99.9%以上を記録したようです。
その理由には「乾燥する時の温度」にあります。
ダニは50℃以上の高温にさらされると虫体と卵が死滅するようです。
ガス乾燥機を使用すると最高温度が70℃以上の高温になるため全て死滅してしまったのだと考えられます。電気式の乾燥機の場合は機種によるでしょうが50℃以上にならないためダニが多く生き残ってしまうようです。
洗濯することでエサとなる汚れを洗い落とすことでもある程度は繁殖を抑えることは出来ますが、その後使用していると完全な駆除が出来ない限りはまた増殖してしまうでしょう。
ガス乾燥機ならばそのパワフルな温風によりその悩みを解決してくれます。
ダニに悩んでいるようでしたらこの機会にご購入を考えてみてはいかがでしょうか。
今回はダニについてとそのダニを駆除するのに有効なガス乾燥機についてお話させていただきました。
今回の記事のまとめとしては
・家の中に出現するであろうダニは主に4種類おり、その内2種類は寝具やぬいぐるみといった人が触れるものに住み着く種類。 ・天日干しはダニ駆除には効果的ではない。 ・ダニが死滅するのは50℃以上の高温。 ・ガス乾燥機なら70℃以上の高温でダニを99.9%以上死滅させることが出来る。 |
ガス乾燥機を使用することで「99.9%以上」のダニを死滅させることが出来るなんてその数字に驚愕してしまいますよね。
高温多湿はダニが繁殖しやすい環境なので避けるべきなのですが、日本の夏はどうしても避けることが出来ません。
洗濯が難しいソファーなどには使用することが出来ませんが、日々使用する寝具や子供が触れるぬいぐるみなどはダニ対策が必須です。
そもそも増殖を抑えるためにこまめな掃除をしておき、シーズン前にガス乾燥機を使ってダニの数を減らしておくといいでしょう。
ガス乾燥機に興味を持った方はこの機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか。
すぐにダニを退治したい場合はコインランドリーを使用してみるのもお勧めです。