浴室乾燥機を活用しよう!洗濯物だけではなく浴室の乾燥をしてカビを防ごう

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「浴室乾燥機」を知っていますか?
浴室乾燥機は浴室の天井に付ける乾燥した温風を出すエアコンのようなものです。
これを使用すればお風呂に入った後の浴室の乾燥や洗濯物を乾かすのに使用することが出来ます。
今回は浴室乾燥機ついて紹介していきたいと思います。

今回のポイント
1.浴室乾燥機は風呂場を温風で温めて乾燥させる機能を持つ
2.ガス式はハイパワーですぐに乾いて、電気式は初期費用が安く設置しやすい
3.上手な使い方で使用時間を減らして節約しよう
浴槽

浴室乾燥機とは

そもそも「浴室乾燥機」とは、どのような物なのでしょうか。

名前の通り、「浴室」に設置される「乾燥機」なのですが、主な機能として

・乾燥機能である「衣類乾燥」と「浴室乾燥」

・暖房機能である「浴室暖房」や「予備暖房」

・換気機能

・涼風機能

これらの機能が搭載されています。

洗濯物や風呂場を乾燥させるだけではなく様々な機能を持っているので上手に使用してみてください。

ここから浴室乾燥機を使用した時のメリット・デメリットを確認してみましょう。

これから新しく設置される場合の判断材料にしてみてください。

タオル

浴室乾燥機のメリット

では、メリットについて確認してみましょう。

浴室の乾燥・換気とカビ予防

浴室というのは常に水気がある状態というのが普通ではないでしょうか。
お風呂に入った後にお湯を抜いて乾かしてもどこかじっとりしているものです。
そして水場ということもあり、浴室は家の中でも最もカビが発生しやすいところです。
カビは湿度が80%以上、最適温度が25℃ですが温度が5~35℃でも生育する「真菌」と呼ばれるキノコの仲間です。
人間が適温だと思う環境を好むため、完全な駆除が難しく、カビを放置しておくと、どんどん広がっていってしまいます。
特に黒カビは黒い斑点のように広がるため、見た目が悪いからと掃除をしてもその生命力の高さからすぐに復活してきてしまいます。
また、カビの胞子はぜんそくやアレルギーの原因にもなるので健康面でも問題が発生してしまいます。
このようなカビを発生させないためには湿気を取ってしまうことが一番簡単です
入浴後に浴室乾燥と換気機能を稼働させることでカビの発生を抑制することが出来ます。
注意点として、お湯を張ったままだと効果が半減してしまいますので、お風呂のお湯を抜いてから稼働させましょう。

洗濯物を部屋干し

「乾燥機」という名前から一番連想するのはこの機能ではないでしょうか。
洗濯物は外で太陽に当てて干すのが普通ですが、「外に干せない・干したくない」といった状況になることがあると思います。
例えば雨が降っている時や花粉や黄砂の時期といったPM2.5が酷い場合がこれにあたるでしょう。
そんな時は浴室に洗濯物を吊るして、浴室乾燥機を稼働させましょう。
きっちり乾かしてくれます。
また、乾燥機を使用しないで部屋干しをした場合に発生する嫌な臭いを防ぐことができます。
部屋干しした時に衣類につく嫌な臭いの原因は、濡れている洗濯物に付着している雑菌が原因です。
洗濯をしても通常の洗剤の場合、全ての菌を殺菌できるわけではなく、生き残ってしまう菌が出てきてしまいます。
そのような菌が付着していたとしても、日光に当てて干すことで紫外線により殺菌することが出来ますが、部屋干しの場合そうはいきません。
長時間濡れたままの状態にしておくと、付着した雑菌が繁殖して嫌なにおいを発生させてしまいます
ですが浴室乾燥機を使うことによって、洗濯物がより早く乾くので雑菌が繁殖しづらくなり、生乾きの嫌な臭いを防止することができるのです。
注意点として、大量に洗濯物を吊るしたり、洗濯物の間に空間を開けないで吊るしたりすると、効率的な乾燥が出来ないことに繋がり、生乾きになってしまうことがあります。
説明書をよく読んで上手に使いましょう。

シャワー

冬場のヒートショック予防

浴室乾燥機には洗濯物を乾燥させるために暖めながら乾燥させる機能が搭載されていますが、暖房機能だけを稼働させることも出来ます。

冬の寒い浴室などはお湯を出したりお風呂のふたを開けない限りは寒々しいものです。

寒い中、裸にならなければならず、早く温まりたいからとお湯を被ってしまうと「ヒートショック」が起きてしまうかもしれません。

ヒートショックとは急激な気温の変化により体がびっくりしてしまい、血圧や脈拍が変化してしまう症状です。

このヒートショックはひどい場合、心筋梗塞や脳梗塞に繋がる危険性があるため、お年寄りや高血圧の家族がいるご家庭では注意する必要があるリスクです。

浴室乾燥機の暖房機能を使えば、あらかじめ脱衣所や浴室を温めておくことができるので、ヒートショックを防ぐことができます。

夏場の涼風機能

夏場は暑いのでお風呂に入らずシャワーで済ます方もいらっしゃるでしょう。

しかしお風呂につかりたいという気持ちもあるという方もいるはずです。

そのような方はこの「涼風機能」を使用すると入浴後の体のほてりを和らげてくれてのぼせにくくしてくれます。

夏場の疲れもゆっくりとお風呂につかって取りやすくなります。

「熱い日でも湯船に浸かって疲れを取りたい」という方におすすめの機能です。

涼風機能が体のほてりを軽減し、のぼせにくくする効果があります。

夏場でもゆっくりとバスタイムを楽しむことができるでしょう。

浴室乾燥機のデメリット

では、浴室乾燥機のデメリットは何でしょうか。

家賃が高い

マンションやアパートといった集合住宅や貸家といった賃貸物件でも浴室乾燥機を導入している物件が増えてきているようです。
しかし、浴室乾燥機の設置には設備費が当然かかります。
そのため浴室乾燥機が付いている賃貸物件は、そうでない物件よりも家賃がおよそ1~2万円高くなる傾向があります。

メンテナンスが必要

浴室乾燥機はメンテナンスフリーではありません
使用すれば汚れがたまっていきます。
浴室乾燥機にはエアコンのようにフィルターが付いており、定期的に掃除をする必要があります。
掃除をせずに稼働させると、溜まったホコリにカビが生えたり、稼働効率が悪くなって電気料金が余計にかかったりします。

電気代が高くなる

浴室乾燥機には電気式とガス式の2種類存在し、電気式はガス式に比べて電気代が割高です。
更に、何度も使用すれば当然のように月当たりの電気代は高くなってしまいます。
上手に利用して使用する回数を減らしましょう。

家計

浴室乾燥機の種類

浴室乾燥機には、ガス式と電気式のものがあります。

それぞれの特徴は以下のようになっています。

ガス式

屋外に設置したガス温水器で発生した熱を利用して浴室を乾燥させるタイプです。

強力なパワーと乾燥時間の短さが一番の特徴です

しかし、通常の給湯器ではなく浴室暖房用の専用回路を持った熱源機が必要になりますので、新規で導入するには設備代がかかります。

電気式

初期設置費用が安いです。

しかし、ガス式に比べると乾燥能力が低く、乾燥までに時間がかかるため電気代はガス式のガス代よりも高めになります。

賃貸物件などで備え付けられている浴室乾燥機の大半が電気式になります。

今回のまとめ

今回は浴室乾燥機について紹介させていただきました。

浴室乾燥機には乾燥だけではなく様々な使い方が出来るので上手に利用して快適に過ごしましょう。

ガス式の浴室乾燥機は電気式に比べてパワーが強いことが特徴です。

手早く洗濯物を乾かしたいならガス式、初期費用を出したくないなら電気式を選んでみるといいでしょう。

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