ガス乾燥機のガス代などの光熱費を節約方法や設置方法について

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前回はガス乾燥機を設置することについてのメリット・デメリットについてお話ししました。

いくつかの種類がある乾燥機の中でもガス乾燥機は乾燥時間が短く、かかる光熱費も安く済みます。

ですが、光熱費は出来るだけ抑えて家計を助けたいものです。

今回は前回に引き続きガス乾燥機について、使用した時にかかる光熱費の節約方法や設置方法について紹介していきたいと思います。

今回のポイント
1.設置するには工事が必要なのであらかじめ設置できるかサイズを確認しよう
2.乾燥機の掃除をすると節約になる
3.使用回数を減らすことで節約になるので洗濯物はまとめて1回にする

ガス乾燥機を設置するには

前回から引き続きガス乾燥機について紹介していきたいと思いますが、乾燥機を設置しなければ使用することも出来ません。

前回のデメリットで触れたようにガス乾燥機はサイズ差はありますが、どうしても設置スペースが必要になるものです。

それでもスペースを用意するにもどこに設置すればいいのかわからなければ、場所を作ることことも出来ません。

リンナイから発売されているガス乾燥機「乾太くん」の場合、以下の方式で設置できるようです。

※参照:東京ガス・ガス衣類乾燥機(乾太くん)・設置方法

①壁貫通方式

ガス乾燥機は室内に設置することも出来ますが、あらかじめ専用の作りをしている家でない限りは、壁に穴をあける工事が必要になります。

設置場所は屋外に面した壁の付近にする必要があり、壁を貫通した排湿筒から湿気を屋外に出す方式です。

②ベランダ設置方式

乾燥機本体をベランダなど屋外に設置する方式です。

ひさしなどがあり、直接水や雨がかからない場所であれば大丈夫です。

こちらは上部の排湿トップからそのまま湿気を排出するので工事が不要です。

 しかしガスを使用するので設置場所はガス栓近くでなければいけません。

もしガス栓が無ければガス栓の設置工事が必要になります。

賃貸物件に設置できるの?

どちらの方式も屋外に排気を排出する必要があるため、室内の空気がこもりません。

しかし、設置方式は場合によっては工事が必要になるため、マンションや賃貸物件の場合でにガス乾燥機は設置出来るのでしょうか。

斜めドラム式

マンションへの設置

マンションに住んでいる場合でも、ガス乾燥機は新たに設置することが可能です。

壁に穴をあける必要のないベランダ設置方式での設置をすることが多いようです。

ガス栓が無くても設置出来る?

ベランダにガス栓が無くても、場合によっては可能です。

ガス栓を増設必要がありますが、給湯器が外に設置されているならば、ガスの配管を分岐させることで増設可能です。

ガス栓増設の工事は勝手に始めることはできず、許可が必要になりますので、管理人もしくは管理会社などに問い合わせる必要があります。

賃貸物件への設置

マンションの場合と同様に、大家さんの許可は必要になりますが、屋外への設置ならば新規のガス乾燥機の設置ができるようです。

どれくらいのスペースなら設置できる?

マンションや賃貸の場合でもガス乾燥機は設置出来ると述べましたが、実際に設置するためにはある程度の広さが必要になります。

そのため狭い物件にお住いの場合はガス乾燥機を設置できないかもしれません。

ならばどれくらいのスペースを確保すれば設置することが可能になるのでしょうか。

一つ例取り上げてみたいと思います。

リンナイが販売する「乾太くん」には複数種類があり、大きさをの違いで分類すると3種類用意されています。

そのため狭い所に設置する場合は、一番容量が小さい3㎏用がコンパクトで省スペースなので設置できるかもしれません。

3㎏用の「乾太くん」本体の大きさは、縦:608mm、横:550mm、奥行き:490mmなので、これ以上のスペースがあれば設置出来ます。

もし設置を検討している場合は、設置予定のスペースの広さを測って、上記の広さ以上であるか確認しておきましょう。

ガス元栓

設置方法について

スペースが確保できたならばガス乾燥機を購入して設置してみましょう。

ガス乾燥機は基本的に業者に頼んで設置することになります。

また、設置には半日程度の時間がかかるようなので時間も考えておきましょう。

設置方法ですが、床や地面にガス乾燥機を直置きできるようにはできていないようです。

そのため別にガス乾燥機を設置するための設置台を購入する必要があります。

設置台も高さや大きさなどが違う様々な種類の商品が販売されているので設置予定のスペースの大きさや、購入予定のガス乾燥機に合わせた大きさのものを購入しましょう。

ガス乾燥機でさらに節約するには?

前回の記事で紹介したようにガス乾燥機は他の乾燥機よりも光熱費を抑えることが出来ます。

しかし工夫することでさらに光熱費を節約することが出来ます。

どれも大きな節約につながるというわけではありませんが、簡単に実践することができ、「ガス乾燥機」自体の寿命を延ばすことにもつながるため、結果的なトータルコストには大きな差が出てくると思います。

洗濯機

1.フィルターをこまめに掃除しよう

乾燥機にはフィルターがついています。

このフィルターは使用ごとに汚れるので、掃除しないまま使用すると3~5回の使用で5~7%の乾燥効率が下がるとされています。

仮に5~7%の乾燥効率が下がると、「乾太くん」なら乾燥時間が約50分なので約3分~4分乾燥時間が延びてしまいます。

乾燥時間がそれだけ伸びてしまうと1回あたり約4円~6円余計にガス代がかかってしまいます。

毎日乾燥機をしようするなら、年間で約1,400円~2,200円を無駄にしているといえます。

また、フィルター掃除は乾燥機への負担を減らすことにつながるため、乾燥機自体の寿命を延ばすことが出来ます。

長く愛用するためには必要な作業です。

そんな掃除が必要な乾燥機のフィルターですが、タイプによって掃除時期が違うようです。

一般的なものの場合は、

糸くずフィルター ⇒ 都度、掃除

吸気フィルター ⇒ 月に1回掃除

が必要と言われています。

2.衣類を貯めてまとめて乾燥させる

資源エネルギー庁の調査によれば、

容量5kgのガス乾燥機に

①8割の洗濯物を入れて 2日に1回の使用

②4割の洗濯物を入れて 毎日使用

を比べてみたところ、

①「8割入れて2日に1回使用」の方が、LPガスの場合年間あたり1000円ほど節約になるとのことでした。

使用回数を増やしてしまうとその分だけガスが効率的に使用できない分が出てきてしまうので、何度も使用するのはガスの使用量を考えると非効率になってしまうということです。

洗濯物の量が少ない時は次の洗濯物と一緒に洗ってしまえば、洗濯時に使用する電気代も一回分で済みます。

しかし、ガス乾燥機は容量以上の乾燥をしようとすると、上手く乾燥が出来ずに乾いていない衣類がでたり、下手をすると乾燥機を壊してしまうかもしれません。

許容範囲である容量の八割から九割の洗濯物ならばコストを抑えつつ長持ちさせることが出来ます。

ガス代だけで見ると1000円の節約だけに思えますが、使用回数を減らすということは製品の寿命を延ばすことにつながります。

買い替えの時期を延ばすということは新規購入にかかる代金も節約できることになります。

3.エココースを利用して節約

乾燥機の種類により異なりますが、搭載されている機能の一つに「エココース」という機能があります。

これは使用すると1回あたり1割程のガス代の節約ができる機能です。

つまり1回あたり約71円の光熱費がかかるガス乾燥機を使用している場合は約7円の節約になりますので、毎日使用している場合年間で2,600円ほどの節約になります。

ただしこの「エココース」は乾燥時間は2倍かかるため、時間がある時などに使うようにしましょう。

節約のために乾燥時間を延ばすことはガス乾燥機の最大のメリットである「乾燥時間の短さ」をつぶすことになるので、使う時期を決めてみるといいかもしれません。

「エココース」は室温が低かったり湿度が高かったりすると節約効果が低くなるようです。

なので、夏や冬は「エココース」の使用を控えるとメリハリがつきます。

大型洗濯機

今回のまとめ

今回は、ガス乾燥機の節約方法と設置方法についてご紹介しました。

これからの洗濯物が乾きにくい季節には利用頻度も増えることでしょう。

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