ご飯を炊く時の方法は複数種類がありますが、大体炊飯器で炊いているかと思います。
電気量販店に行けば電気炊飯器が様々な種類がおいてあるので簡単に買い求めることが出来ます。
炊飯器といったら電気釜が真っ先に思い浮かぶと思いますが、実はガスで炊く「ガス炊飯器」というものがあります。
ガス炊飯器には、光熱費が安いというメリットや、美味しくご飯を炊くことが出来るという特徴があります。
そこで今回は、ガス炊飯器と電気炊飯器のメリット、デメリットを比較しながら紹介していきたいと思います。
今回のポイント 1.ガス炊飯器は数が少なくなっているが現在も使用している場所もある 2.ガス炊飯器でご飯を炊くと美味しく炊ける 3.商品の種類が少なく、ガス栓が無ければ使えない。 |
ガス炊飯器とは、その名前の通り、「ガス」を使う炊飯器のことです。
そのため、ガス栓がなければ使用することが出来ません。
使用するガスによって同じ機種でもLPガス、都市ガスそれぞれ専用のものがあります。
ガス炊飯器は電気炊飯器よりも作っている企業が少なく、種類も少ないため、店舗によっては置いていない可能性もあります。
しかし、今も新商品が開発され、最近では保温機能がついている商品も出ているようです。
一般社団法人中央調査社が行った調査では、1975年にほほ同数だったガス・電気炊飯器でしたが、この年以降は電気炊飯器の割合が増え続け、今では15%未満まで減ってきているようです。
3.炊飯器 熱源別割合 炊飯器について、電気炊飯器とガス炊飯器の割合を見ると、 全体では1971年から1975年にかけてはガス炊飯器の保有が増えて、1975年には、電気炊飯器とガス炊飯器の保有の割合がほぼ拮抗したが、 その後、電気炊飯器の保有割合が高くなり1985年以降は、その差が大きく拡大した。 2005年では電気炊飯器のみ保有している世帯は83%、ガス炊飯器のみ保有している世帯は11%、両方保有している世帯が3%となっている。 引用元:一般社団法人中央調査社「台所・厨房機器の保有率の推移 」 |
上述しましたが、現在は電気炊飯器の方がメジャーです。
電気炊飯器は「電気」で炊く炊飯器で、多くの企業が開発に携わっており種類も多く、機能などの進化が続いております。
また、加熱方式には“マイコン炊飯”“IH炊飯”“圧力IH炊飯器”があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
炊飯器の種類別メリット・デメリット比較表
メリット | デメリット | |
IH炊飯器 | 高い火力で底のみではなく内釜全体をムラなく温めることができる | ふっくらもっちりした食感に炊き上げるのには向かない |
マイコン炊飯器 | 価格が控えめで気軽に購入できる | 熱が弱く底面に近い部分と遠い部分で温度にムラが出てしまう |
圧力IH炊飯器 | 圧力をかけることでお米の旨味が引き出され、もっちりとした食感になる | マイコン炊飯器・IH炊飯器に比べて価格が高い傾向にある |
引用元:Panasonic炊飯器の性能を比較!IH炊飯器・マイコンIH炊飯器・圧力IH炊飯器・ガス炊飯器の違いは?
ガス炊飯器と電気炊飯器は形が似ている製品もありますが、中身は違う特徴を持ち合わせています。
ここではそれぞれの特徴を確認していきます。
ガス炊飯器はガスで炊き上げるため、釜全体を一気に温めるので炊き上げまでの時間が短くなります。
短時間での調理や量が必要になる飲食店に向いていると言えるでしょう。
また、ガスは電気に比べると高火力なので炊きあがりに違いが出ます。
電気炊飯器と比べてご飯が美味しいと評価する声があるようです。
電気炊飯器は電気で窯を温めますが、方式によって温まり方が違うためご飯の美味しさが変わってくるようです。
また、火を使わないため安全性はガスより上です。
他にも保温機能が電気炊飯器には標準装備されているなど、温度調節が簡単にできることも特徴の一つです。
それでは、ガス炊飯器と電気炊飯器にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
ガス炊飯器と電気炊飯器のメリットについて確認してみましょう。
ガス炊飯器のメリットは「炊飯時間が短い」「光熱費を抑えられる」「ご飯が美味しい」ことです。
通常の電気IH炊飯器だと約56分でご飯が炊き上がる所、ガス炊飯器なら約45分で炊き上がります。さらに機種によっては約28分で炊き上げるモードがあります。
炊飯時間が短いためガスの使用時間も短くなります。
更に、消費電力が少ないため、光熱費を抑えることができます。
洗米後すぐのご飯を3合炊いた場合
光熱費 | 炊き上がり時間 | 消費電力 | |
直火匠(白米モード) | 約5円(都市ガス) | 約45分 | 約16Wh |
IH炊飯器(ふつうモード) | 約6.2円 | 約56分 | 約247Wh |
※参照元:東京ガス 新型ガス炊飯器「直火匠(じかびのたくみ)」の発売について
※ガス料金は一般ガス契約(東京地区等)、電気料金は東京電力の従量電灯B契約の令和2年11月時点の平均原料・燃料価格に基づいて計算した税込金額(基本料金含まず)。
※使用状況によりランニングコストが変わります。
時短や節約が出来、機種によっては火力調整により「もちもち」や「おこげ」の炊きあがりにしてくれる機能がついていることもあり美味しいご飯が食べられます。
上記の表は都市ガスを使用した場合の計算になります。
LPガスは都市ガスの約2倍のガス代なのでこのままでは光熱費の節約にはなりません。
LPガスのご家庭では、ガス炊飯器の使用のほかにも、ガス会社を変更で光熱費を削減できる可能性があります。
これは、LPガスが会社によって料金設定が違うためです。
ガス代が高すぎると感じている方は、ガス会社の切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。
「ガスの安売り王」は地域最安値のガス会社を紹介させていただきます。
お気軽にご相談ください。
電気炊飯器は、「保温機能」のバリエーションが豊富です。
長時間の保存をするとお米が悪くなってしまいますが、5~6時間なら保温機能を使用してもご飯の美味しさを保つことが出来るので、家族の帰宅時間が違ったり夕食をとる時間が違ったりする場合は、ご飯を提供することが出来るため便利です。
最近の商品にはご飯の劣化を抑える機能があるものも販売されているようです。
また、炊飯器を使用した調理レシピなどもあり、それに合わせた調理モードを搭載した商品も出ているようです。
材料を入れてスイッチを押せば出来上がりなので、料理が簡単にできるメリットがあります。
これまではメリットについて触れてきましたが、今度はデメリットについても触れてみましょう。
商品の種類が少ないため選択の自由がないことがガス炊飯器のデメリットと言えるでしょう。
現在の炊飯器売り場には電気炊飯器ばかりなのでガス炊飯器はあまり置かれていません。
また、オール電化を導入している場合、別途ガス設備を導入しなければガス炊飯器を使うことが出来ません。
ガス炊飯器で炊いたご飯より味が劣ることが電気炊飯器のデメリットでしょう。
開発が続けられて「ガス炊飯器と同じような炊きあがりを実現」のような機能をもった電気炊飯器が出てきていますが、このような炊飯器は値段が高くなってしまいます。
このようにご飯の美味しさ比べはガス炊飯器に軍配が上がります。
主食であるご飯は美味しいものを食べたいものです。
上記でも述べた保温機能ですが、長時間の使用は電気代がかさみ光熱費が高くなりますし、ご飯の臭いや味が悪くなる原因にもなります。
ご飯の劣化を防ぐ機能が無い一般的な電気炊飯器の場合、美味しいご飯が食べられるのは5~6時間が限界のようです。ご飯を食べきることが出来ずに窯の中に入れたままにしておくと美味しくないご飯になってしまいます。
電気炊飯器の保温機能を過信せずに「冷凍保存」しておきましょう。
食べきれない分は冷凍保存しておけば、保温機能を使用しないので電気代の節約になりますし、すぐに上手に冷凍ができれば美味しさを落とさずに済みます。
今回はガス炊飯器と電気炊飯器について紹介させていただきました。
今回紹介させていただいた「直火匠」はリンナイ株式会社の商品で、現在も販売されている保温機能や「もちもちスイッチ」や「おこげスイッチ」などのご飯を好みに合わせて調整して炊き上げる機能が付いている高性能なガス炊飯器です。
ガスの強火力で直火炊きすることで美味しいご飯を食べることが出来ます。
興味がわきましたら、購入の検討をしてみてはいかがでしょうか。
もし、ガス炊飯器をLPガスで使用する場合に、ガス代が高くなるようでしたら、「ガスの安売り王」にご相談ください。
ガス代はガス会社によってガスの価格が変わってくるため同じ地域でもご家庭によってガス代に差が出てきてしまいます。
「ガスの安売り王」は地域最安値の優良ガス会社を紹介できるので、今よりガス代を節約できる可能性があります。
是非お気軽にご相談ください。