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ガスの歴史について

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私たちが現在使用しているガスはどのような歴史を辿ってきたのでしょうか。

今回は世界と日本におけるガスの歴史について紹介していきたいと思います。

今回のまとめ
1.ガスは約200年前から使用されてきた。
2.日本でガスが本格的に使用され始めたのは1872年から
3.プロパンガスは1910年に発見される
街灯

初めてガスが使われたのは「1792年」

現在燃料として使用されているガスですが、初めて使用されたのは2021年現在から231年前の「1792年」までさかのぼることになります。

その始まりは、スコットランドのウィリアム・マードック技師が石炭を蒸し焼きにしたときにできるガスを利用してガス灯を灯したことが、ガスの使用が開始された最初の出来事のようです。その5年後の1797年イギリスのマンチェスターにガス灯が設置されました。

そして世界最初のガス会社はその15年後の「1812年」、イギリスで「ロンドン・アンド・ウェストミンスター・ガスライト・アンド・コークス社」という会社がフレデリック・ウィンザーらによって設立されました。

その後も欧米を中心としてガス灯が普及していったようです。

この時のガス灯は室内灯としても使用されていたようですが、室内で使用すると壁の汚れや異臭がしたり、酸素の急激な使用により酸欠を発生させたりと問題も多かったようです。

街並み

日本でガスが使用され始めたのは「1871年」

世界ではこのようにガスが使用され始めたようです。

では日本の場合はどうなのでしょうか。

世界で使用され始めた1800年代、日本は江戸時代であり、外国の入国を制限する「鎖国」中でした。

そのため当時最新の技術である「ガス灯」が伝えられるのは後年になってしまいます。

「ガスが燃える」ということ自体は18世紀には知る者もいて灯火として用いることもあったようですが、器具としてのガス灯はなかったようです。

そして先見の明を持っていた11代薩摩藩主である島津斉彬は様々な技術を取り入れて事業を興し、その中にガス灯も含まれていたようですが急逝してしまい、ガス灯を使用した事業は頓挫してしまったようです。

本格的にガスが使用されるようになったのは明治に入ってからになります。

西洋文化を取り入れる「文明開化」が始まり、この時に取り入れた技術の中に「ガス灯」もありました。

初めて西洋式ガス灯が灯されたのは、1871年(明治4年)の大阪でのことでした。

そして翌年の1872年(明治5年)9月1日に、実業家である高島嘉右衛門とフランス人の技師プレグランにより、神奈川県横浜市に最初のガス灯が造られ、設置されたのです。

その翌年には銀座にもガス灯が設置されることになりました。

その後、日本の各地に設置されるようになりましたが、上述したようにガス灯の使用には異臭の発生や健康を害する危険性がある他、配管や配線の難しさや供給体制が未熟だったことから屋内の灯りとしてはより安全で、異臭や汚れが発生しない電灯の方が普及していったようです。

また当時はまだ石油ランプが現役だったのでこちらを使用する一般家庭が多かったようです。

ガスコンロ

屋内におけるガス灯

電気が普及することに伴い屋内灯のシェアは電灯が独占する勢いでしたが、第2次世界大戦後である昭和20年代から続く戦後復興においては電気の供給が需要を満たすことが出来ずに停電が頻発する時期がありました。

夜中も営業する飲食店で停電が発生してしまうと、業務に支障が生じてしまいます。

そのためガス灯に切り替えることで営業を続けた飲食店が出てきました。

また、当時は電球の入手も難しかったようで、机の上に置いて使用することが出来る「卓上ガス灯」が販売される時期もあったようです。

しかし、電気の供給が安定してくると共に、屋内のガス灯は消えていったようです。

ガス管

ガスの利用先の変遷 「明かり」から「熱」へ

これまでは「明かり」として暗がりを照らす用途としてガス灯が使用されてきたことを紹介しました。

しかし、現在私たちが「ガスの使用方法は?」と聞かれて思い浮かべるのは何でしょうか?

真っ先に思い浮かべるのは「ガスコンロ」だと思います。

次点ではガスファンヒーターやガス乾燥機、ガスを使用してお湯を沸かしたり、中にはガス釜を使用しているご家庭もあるかもしれません。

床暖房といった暖房器具にもガスを使用している物もあります。

これらの利用方法に共通していることは何でしょうか。

それはガスを燃焼した時に出る「熱」を利用していることにあります。

現在はガスの利用先はガス灯を除けば、熱を利用した物がほとんどです。

しかし、ガスが利用され始めた最初期はガス灯が主な利用先でした。

この利用先が変わったのはどのような流れがあったのでしょうか。

ガス灯が設置されてから月日が流れて1900年代、ガス会社が全国に設立されていきました。

当時各ガス会社が販売するのは主にガス灯でした。

異臭の発生やススが発生して汚れてしまうとしても燃料の補給が必要ないことや、ロウソクやたき火といった明かりと比べてとても明るいことから、夜を照らすために需要が絶えなかったからです。

しかし昭和20年代に入ってから「白熱電球」が登場したことによってガスと電気によるシェアの奪い合いが始まることになりました。

両者とも技術開発が進み、一時期ガスの方で「マントル」という技術が生み出されたことにより従来のガス灯の5倍の明るさを誇ることから盛り返し、各地に設置されるようになりましたが、白熱電球のフィラメントをタングステンに置き換えたタングステン球が登場したことにより「明かり」のシェア争いは電気に軍配が上がりました。

明かり以外のガスの利用先として「熱」に目を付けた商品が発売されたのは明治35年になってからです。

この時日本初のガス器具特許品である「ガスかまど」が発売されました。

これ以降ガスの活躍の場が本格的に移ることになりました。

その後もガスコンロやガス七輪が登場して台所を便利にしていきました。

それまで炭や火起こしで料理をしていたところに、スイッチやガス栓により火起こしの不要や火力の調節が容易になったことは料理界に革命が起きたことでしょう。

また初めてのガスストーブの発売もこのあたりの時期です。

このような流れから「明かり」は電気、「熱」はガスというような住み分けがされるようになりました。

ガスボンベ

プロパンガスの歴史

ガスの中でも「都市ガス」と「プロパンガス」の2種類で分けられていますが、現在主に使用されているプロパンガスは何時から使用されるようになったのでしょうか。

まずプロパンガスが発見されたのは、1910年に米国鉱山局の化学者ウォルター・O・スネリングが、ガソリンの揮発成分の中から見出したようです。

フランク・P・ピーターソン、チェスター・ケリー、アーサー・ケリーと協力しスネリングは、天然ガソリンを製錬している間に液化LPガスにする方法を開発しました。

そして彼らと共に最初のプロパン小売会社(American Gasol社)を1911年11月11日に創設しました。

スネリングは1911年までに比較的純粋なプロパンを生産し、1913年3月25日にLPガスを処理し製造する方法を特許番号 #1,056,845として取得しました。

この特許とは別にフランク・ピーターソンによって、1912年7月2日に圧縮されたLPガスを製造する手法が開発されたのです。

今回のまとめ

今回は世界と日本におけるガスの歴史について紹介させていただきました。

普段から様々なことに使用されるガスではありますが、その歴史は近代化してからの物になります。

日本に入ってきたのは文明開化してからの物なので、世界からは遅れていますがガスを取り入れて広まっていきました。

それから約150年でここまで広まりました。

これから先もガスがどのように活用されていくのか楽しみにしましょう。

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