ガス器具の種類とガスの種類

カテゴリー

普段、ガスをお使いになられているご家庭、使用されているガスコンロにはホースがついています。

ガスはこの管を通ってコンロで燃えています。

このガス管には様々な種類があることをご存じでしょうか?

今回はこのガス管、ガスホースについてご紹介していきたいと思います。

今回のポイント
1. 都市ガスとLPガスの見分け方を覚えよう
2. ガス器具も使用するガスの種類を確かめて購入しよう
3. ガス管もガス器具やガスの種類で変わってくる

ガスの種類について

まずはガスの種類についてのお話です。

各ご家庭で使用されているガスには二種類あります。

「LPガス(プロパンガス)」と「都市ガス」と呼ばれるガスです。

そして、ガスコンロはLPガス(プロパンガス)用と都市ガス用とそれぞれ専用に作られており、

種類を間違えると使用出来ませんし、無理に使用するとガス漏れなどの事故につながってしまいます。

必ずガスコンロを買う時は、どちらのガスを使用しているのかを確かめてからにしましょう。

LPガスと都市ガスの見分け方

簡単にですがガスの種類が分からない場合の見分け方をお教えしましょう。

①ガス器具の表示を確かめてみよう

現在使用されているガス器具の表示を確認してみましょう。

そこにはいろいろ書かれていると思いますが、「LPG(プロパンガス)」やPSLPGマークがあればプロパンガス用のガス器具です。

もしくは「都市ガス」や「12A」、「13A」、PSTGマークがあれば都市ガスを使用しています。

②警報機の位置を確認しよう

ガス漏れを検知してくれる警報機はガスの種類によって設置する位置が違います。

警報機が天井近く(壁の高い位置)」に設置されていれば都市ガス、「床近く(壁の低い位置)」にあればLPガスを使用しています。

これはそれぞれのガスの特徴から来ています。

もしガス漏れが発生した場合、都市ガスなら空気より軽いので天井付近に溜まり、LPガスなら空気より重いので床の方に溜まるためです。

③ガスボンベがあるか確認しよう

家の裏側に「ガスボンベ・タンク」があればLPガス、ボンベが見当たらない、もしくは地面から直接ガス配管が出ていれば都市ガスになります。

LPガスはガスが入ったガスボンベをそれぞれのご家庭に配送し設置されています。

そのため必ずガスボンベがあります。

それに対して、都市ガスは水道のようにガス管を地面に埋めて、ガスを生産する工場やガスが貯蓄されたガスタンクから供給されるため、ガスボンベが必要ないのです。

ガスコンロ

④それでも分からないと言う場合

何らかの理由で、自分で確認が取れない場合は、毎月請求されるガスの利用明細書を確認してみましょう。

そこに記載されている契約先に確認を取ると確実です。

ガス管の種類

さて、ガスの種類の見分け方についてお話ししました。

これはガス器具はそれぞれのガスに合わせて作られているため互換性がなく、間違えて使ってしまうと事故の原因となってしまうので、見分けられるようになってほしいからです。

ご自分でガス器具を購入される場合には事故を防ぐためにもよく注意してください。

これはガスコンロなどのガスを燃焼させる機能を持った器具だけではありません。

ガスを供給するために必要なガス管にも言えます。

もし、劣化や破損により買い換えたいと思った時は、ガス屋さんに依頼するのが一番確実だと思いますが、料金を見てみたい、自分の目で確かめておきたいといった場合もあるでしょう。

そこで、それぞれの場面に合わせたガス管の種類についてお話します。

ガス栓

固定方法とガス消費量によって種類は定められている

ガス器具の種類はガスコンロだけではありません。ガス給湯暖房器やガス衣類乾燥機など、発熱量が大きいガスを利用したガス器具が増えてきています。

これらにガスを供給するガス配管は、機器や器具の設置場所と固定方法に合わせて取り付けられています。

そのため、毎日安全に使用することができるのです。

ガス管は6種類に分けられる

ガス配管には代表的な鋼管を始め、金属可とう管(金属フレキシブルホース)、強化ガスホース(燃焼器用ホース)、ソフトコード(ゴム管)、ガスコード、ガスフレキの主に6種類あります。

これらの内、鋼管とガスフレキは、供給設備から末端ガス栓までを結ぶガス配管として使用されることがほとんどです。

末端ガス栓と器具を結ぶ金属可とう管(金属フレキシブルホース)、強化ガスホース(燃焼器用ホース)、ソフトコード(ゴム管)、そしてガスコードの4種類について説明します。

※カッコ内はプロパンガス用部品の名称です

組み合わせ一覧

                            ガス管の種類主に使用されるガス器具
金属可とう管(金属フレキシブルホース)ガス給湯器・瞬間湯沸器・ビルトインコンロ
強化ガスホース(燃焼器用ホース)ガス給湯器・瞬間湯沸器・ガスヒートポンプ
ガスコードガス炊飯器・ガスファンヒーター・衣類乾燥機
ソフトコード(ゴム管)テーブルコンロ・ガス炊飯器

このうちご家庭で使用されているガスコンロにしようされているのはソフトコード、もしくはゴム管です。他の器具を使用していないのならばそこまで飛ばしてもいいでしょう。

①金属可とう管(金属フレキシブルホース)について

様々な方向に倒すことが出来るフレキコックは給湯器や湯沸器の配管によく使用されています。移動させたい器具や振動がある器具には使用できません。

②強化ガスホース(燃焼器用ホース)について

①の金属可とう管と同様に使用できるガス管です。柔軟性に優れていて金属可とう管に使えなかった器具でも使用できます。汎用性が高い良いガス管ですが、お値段が金属可とう管より高めです。

③ガスコードについて

簡単に着脱が可能な為、移動をさせたいガスファンヒーターやガス炊飯器に用いられます。

これは都市ガス、LPガス兼用で使用できます。

約7年で交換をしてください。

④ソフトコード(ゴム管)について

普段よく見ているガス管はこのソフトコードもしくはゴム管だと思われます。

これご家庭で使用されているガスコンロや焼き鳥機や鋳物コンロ等の移動設置型のガスコンロに使用されています。

ここで注意してほしいのはこのガス管はLPガスと都市ガスで使用するガス管が変わってくることです。

この二つは色分けされていて、

オレンジ色→LPガス(ゴム管)

薄ピンク色→都市ガス(ソフトコード)

のように、一目でわかるようになっています。

元栓

ガスホースの取り付け

いろいろなガス管がありましたが、接続先のガスの元栓・ガス栓もまた二種類に分けられています。

ガス栓の形状は基本的に、「ホースエンド型」と「コンセント型」の2種類となります。

①ホースエンド型

ホースエンド型の方は一般的な形状のガス栓で、丸みを帯びていて赤い線が入っています。

これに取り付ける場合は簡単に行えます。

ホースを赤い線までさしこんで、バンドを使って固定します。

このバンドは購入した時に同封されていることがほとんどです。

主にゴム管・ガスソフトコードが使用されていますが、専用のプラグでガスコードをつなぐことも出来ます。

②コンセント型

こちらは別に「ガス管ソケット」を用意する必要があります。

まず、ガスホースにガス管ソケットを取り付けます。

バンドでソケットとガスホースを固定したら、ソケットをガス栓に音が鳴るまでさしこみます。

これで使用することが出来るようになりました。

こちらの利点は、取り外しがワンタッチで簡単に取り外しが可能という点です。

ガスメーター

今回のまとめ

今回はガスの種類の見分け方、種類に合わせたガス器具をしようすることについて紹介させていただきました。

ご自分で暖房器具を購入された時には注意をよくしてください、事故を未然に防ぐことが出来るのはあなただけなのです。

もしご自分だけではあっているかどうか不安でしたら、ガス販売店に相談してみるのが良いでしょう。

ガス器具についてのご相談や質問に答えることもガス販売店のサービスの内です。

ぜひご相談ください。

もし、質問に答えてくれなかったりした場合は優良ガス販売店に切り替えてみることを検討してみてください。

「ガスの安売り王」ではガス会社切り替えをサポートさせて頂きます。

ぜひお気軽にご相談ください。

お問合せ