LPガス(プロパンガス)を使って料理をする時にはガスコンロを使いますね。
ですが、このガスコンロについて分かっていること、知っていることがどれだけあるでしょうか。
今回はガスコンロについて紹介していきたいと思います。
今回のポイント 1. ガスコンロの設置の仕方によって種類が分かれている 2. ガスコンロの素材は安いものから高いものまでピンキリ 3. ガスコンロの選び方は自身の環境に合わせて |
一般家庭用のガスコンロの種類は、大きく分けて4タイプあります。
・コンロ台に据え置き型コンロを置く「テーブルコンロ」。
・キッチン天板の中にコンロを埋め込む「ビルトインコンロ」。
・独立しているコンロ台に埋め込む「ナイスアップコンロ」
・食卓の上で料理を温めるときに使う「カセットコンロ」。
このうちカセットコンロに関してはガスを使用するとはいっても、LPガスや都市ガスを使うのではなく、カセットボンベを使用するので、今回は省かせていただきます。
テーブルコンロは、据え置き型のコンロをコンロ台の上に設置するタイプです。ガステーブルとも呼ばれます。
コンロを設置してご自宅のガスの元栓とゴムホースでつないで接続すれば使えます。
説明書の通りに接続すればご自身でも設置することが可能です。
一般的には高火力と標準の二口のものが多いようです。
メーカーや商品によりますが三口のバーナーがついているものもあります。
システムキッチン内に組み込むタイプのガスコンロです。
設置やガス管との接続には専門の資格を持った人物による工事が必要になるので注意しましょう。
このタイプはキッチンに埋め込まれているため、見た目が一体感を持ってなじみやすく、キッチンの天板との間に溝が出来ないため掃除しやすいことも特徴的です。
こちらのバーナーは基本的に三口(小火力・一口、高火力・二口)のタイプがついていることが多いようです。
ガスコンロ自体はビルトインコンロと同じものですが、コンロ台が独立しているタイプのガスコンロです。
システムキッチン以外の通常のキッチンに組み込む場合、コンロ台の代わりに専用のキャビネットが必要になります。
そのため、コンロ台にコンロが組み込まれている所はビルトインコンロと同じですが、こちらはキッチンとの間につなぎ目があります。
設置もビルトインコンロ同様に資格を持った人物による工事が必要になります。
ナイスアップコンロはメーカーによって「システムアップ」「セクショナルキッチン」等呼び名が異なる場合があります。
ビルトインコンロを設置する場合は、システムキッチンではなくてもナイスアップコンロとして導入いただけますが、資格をもった人物、ガス会社による工事が必要になるため、購入の際は注意しましょう。
バーナーの口数が少ないほど省スペースでお値段もリーズナブルになる(二口より一口の方が高いこともありますが)傾向ですが、実際に料理をする時に同時並行で料理を進めることが出来なくなり時間を取ってしまったり、スペースがないため料理を置いておくことが出来なくなったり長時間鍋を温めておくことが難しくなったりします。
バーナーの口数が多い場合は料理がしやすく高機能なコンロも多くなりますが、置くためのスペースが必要になり、お値段も二口と三口を比べたら三口の方が全体的に高くなります。
ここに魚焼き用のグリルが加わることで更にお値段に幅がでてきます。
このグリルにも水無し両面焼きや水無し片面焼きといった機能によって変わってきますので、ご自分に合ったものを探しましょう。
料理をご自宅でなされる場合は口数を多くした方が便利でしょうが、ご自宅のキッチンスペースや、普段のコンロを使用した料理の頻度に合わせて、口数を決めた方が良いでしょう。
ガスを利用する器具を購入する際は、ご自宅で使用されているガスの種類に合ったものである必要があります。
そのため、ご自宅の裏へガスの種類を確認しに行きましょう。
一般家庭で使用されているガスには、ガス管を通して送られてくるメタンを主成分とする天然ガス「都市ガス」と、ガスボンベに入ったプロパンやブタンなどを主成分とする液化石油ガス「LPガス」があります。
ガス管やボンベがあれば見分けがつきますが、見つからない場合は契約しているガス会社に連絡して確認をしてみてください。
ガスコンロには天板にも複数種類があり、それぞれ特徴を持っています。
お値段:安い。
丈夫さ:耐久性に優れるが、表面の塗装が剥げるとサビが発生しやすい
鉄素材にガラスを焼き付けた素材でこすっても傷がつきにくい所が特徴です。
お値段:比較的安い。
丈夫さ:耐久性に優れるが、表面の塗装が剥げるとサビが発生しやすい
鉄素材をフッ素でコーティングしたもので、油分をはじくため掃除が簡単に済みます。
素材の関係上、色はシルバー系が多い。
お値段:比較的高い。
丈夫さ:衝撃に強く耐久性に優れる。コートがはがれる事があり、その場合サビが発生する。
ホーロー素材をさらにガラスでコーティングしたもので、ホーローの耐久性とガラスの美しさを持ち合わせ、色の種類が豊富です。
お値段:高い。
丈夫さ:耐久性に優れるが、強い衝撃により割れることがある。
強化ガラス素材の天板なので熱が伝わりにくく、やけどの心配が低く、お手入れが簡単に済みます。見た目が高級感あふれるため上位モデルの商品に多く採用されています。
上記四つの素材より少ないものの使用されているものです。
・プラチナカラートップ
上記のホーロー素材に光沢を持たせたものです。
お手頃価格で耐久性に優れていますが、汚れが落ちにくい傾向にあると言われています。
・ステンレス
熱やサビに強く、耐久性もありますが、強くこすってしまうと傷がつきやすいため取扱いに注意が必要です。
・アルミトップ
アルミは熱伝導性が良いため、素早く熱が分散し、汚れが焼き付きにくくなります。
その分、価格が高くなっています。
ガスコンロには様々な種類があることが分かりましたが、こうなってくるとどうやって選べばいいか難しくなってきます。
そこで選び方の基準を紹介していきます。
ガスコンロの値段は一万円以下のものから十万円以上のものまで幅広く売られています。
火口の数や機能、デザインによって値段が上下するので、料理の頻度やご家庭の人数から判断して決定しましょう。
LPガスと都市ガスのガスコンロの間には互換性がありません。
間違って購入してしまうと無駄になってしまうのでよく確認してから買うようにしましょう。
せっかく買ったのにサイズが合わなかった、ということが無いように購入する前にはコンロ台の幅を測っておくようにしましょう。
このコンロ台の幅を標準幅とも言うのでお店の人に言う時には気を付けましょう。
口数やグリルの種類によって日々のガス消費量が変わってきます。
ご自身の状況に合わせた選択をしましょう。
様々な便利な機能がついているので確認しておきましょう。
事故防止の消し忘れを発見した場合のオート消火機能、焦げ付き防止消火機能、火が消えた時にガスを自動遮断する立消え安全機能といった、身を守るために欲しい機能や料理をする時に欲しい機能といった様々な便利な機能がありますのでご自身が欲しいと思ったものを是非探してみてください。
今回はガスコンロの種類について紹介させていただきました。
様々な種類の組み合わせのガスコンロの商品が沢山あります。
中々大きなお買い物になるので、上記のポイントを押さえてご自身が必要に思ったものを購入するようにしましょう。
据え置き型は購入してすぐに使用出来ますが、
ビルトインコンロはガス会社による工事が必要になります。
その場合は契約しているガス会社に連絡して依頼をしてみてください。
その時のお値段が高いと感じた場合は他のガス会社と比較してみるのもいいかもしれません。
「ガスの安売り王」では優良ガス会社を紹介させて頂きます。
ぜひお気軽にご相談ください。