普段から使用されているだろうガスコンロではありますが、もしも引っ越した先にガスコンロが無ければ不便ですよね。
ガスコンロを前の住居から持ち込むか新規に購入するしかないでしょう。
もしくは古いガスコンロがと交換するために新しいガスコンロを購入するかもしれません。
そのようなときはガスコンロを取り外したり、設置したりと作業が必要になってきます。
作業に不安があるならば業者に依頼して取り付けてもうことも出来ますが、作業のための知識を持っておいた方が設置場所の移動やトラブルがあった時に外すことが出来たりと応用が利くかもしれません。
今回はガスコンロの取り外し方と設置方法について紹介していきたいと思います。
今回のポイント 1.据え置き型のガスコンロは自分で自由に取り外しや設置が可能 2.設置スペースの大きさやガスの種類によって購入するコンロを選ぼう 3.注意や手順を守って火事やガス漏れ事故を未然に防ごう |
引っ越しをする時のガスコンロの扱いですが、所有権を持っているかどうかで、引っ越し先に持っていけるかどうかが変わります。
貸家で入居時にあらかじめ設置してあるガスコンロは備品なので所有権は管理会社や大家さんにありますので、引っ越すときに持って行ってしまうと泥棒になってしまいます。
自分で購入したガスコンロなら所有権は自分にありますので持っていくことが出来ます。
また、ガスコンロのタイプでも取り外せるかが変わります。
一般的に使用されているガスコンロは、据え置き型のものとビルトイン型のものがあります。
据え置き型のコンロは設置スペースにおいて使用するものですが、ビルトイン型はシステムキッチンなどに埋め込まれているコンロなので、自分で取り外すことは出来ないでしょう。
据え置き型ならば手順をきちんと守れば、自分で取り外しや設置することも可能でしょうが、ビルトイン型は専門の業者に依頼しなければいけません。
今回は自分で引っ越し先に持っていって設置することが出来る据え置き型ガスコンロについてお話していきたいと思います。
ガスコンロがまだ新品なので持っていきたい、引っ越した先でも使い慣れたコンロを使い続けたいならば、引っ越しする際にガスコンロを持っていきたいと考えるはずです。
そんな時、どのようにしてガスコンロを取り外せばいいのでしょうか。
以下の手順で取り外すことが出来ます。
①ガスの元栓が完全に閉まっていることを確認する
②元栓からガスホースを取り外す
③元栓のキャップを被せる
取り外し作業では、軍手を付けて作業することをお勧めします。
ガスコンロ周りが汚れている場合があるので、汚れ除けや滑り止めのために軍手をしましょう。
また、ガスホースを取り外す時に、元栓の種類によって取り外し方が変わってくるので覚えておきましょう。
元栓には、ガスホースと元栓をはめた後にバンドを締めることでつなぐ「ホースエンド型」と、ガスホースとソケットを接続して元栓とつなぐ「コンセント型」の2種類があります。
ホースエンド型は固定しているバンドをつまみながら引くと元栓から外せます。
コンセント型はソケットの先端を押さえて抜くことで外せます。
コンセント型のソケットは無理に引っ張って外そうとすると破損する可能性があるので落ち着いて作業しましょう。
取り外したガスコンロは料理した際に付着した油や食べ物で汚れているでしょう。
そのため梱包する前に一度掃除をしてきれいにしておきましょう。
ガスコンロのお手入れに関しては別の記事にまとめてありますのでそちらを参考にしてください。
お手入れする際に細かい部品をなくさないように注意しましょう。
梱包する際の箱は段ボールでもいいですが、購入した時に入っていた箱があれば、購入時のように部品を詰めておくことが出来ます。
コンロ本体や部品をそのまま詰めると中でこすれて傷がつく恐れがあるため、部品一つ一つを新聞紙でくるんだり緩衝材を挟んだりと保護しておくといいでしょう。
より確実に破損を防ぐには、コンロ本体と各部品を別の段ボールにまとめておくとぶつかり合う心配がありません。
ここからはガスコンロの取り付け方について見ていきます。
ガスを開通させる際に何かしらのガス器具を使用して試運転するため、この時にガス業者にガスコンロを取り付けてもらったという方は多いのではないでしょうか。
もちろん個別に依頼することでガスコンロを取り付けてもらうことは可能です。
しかし、自分で取り付けることも可能なので新しく購入してきたときに、取り付け方を覚えていればすぐに使用可能に出来るので知っておいて損はないでしょう。
ただし、ガスを使用する器具の取り付けには十分な確認が必要になります。
家庭で使用されているガスには主に「都市ガス」と「LPガス(プロパンガス)」の2種類があります。
カセットコンロに使用されるカセットボンベもありますが、ガスコンロに使用することは出来ないので置いておきます。
この都市ガスとLPガスは構成しているガスの種類が違うため、都市ガス用のガス機器でLPガスを使用するとガス漏れなどの事故の原因になってしまいます。
そのため対応しているガスコンロでなければ使用することが出来ないため、事前にガスの種類の確認と、購入時に対応しているガス種を確認しておく必要があります。
もしガスの種類が合わない場合は買い替えなければいけません。
ガスコンロとガスの種類に問題がなければ元栓と接続すれば使用可能になります。
接続するためにはガスホースが必要になります。
コンロの設置スペースにガスコンロを置いて作業する場合、元栓と接続する時の作業のためにある程度のスペースを空けておくと作業がしやすいです。
上述したように元栓にはコンセント型とホースエンド型の2種類があります。
どちらもバンドを使用するのでガスが漏れないようにしっかり締めておきましょう。
コンセント型はソケットの接続までしっかりしましょう。
ガスホースと元栓が接続出来ましたら、元栓を開けて使用可能になりました。
試しに使用してみて点火可能か確認しておくといいでしょう。
ガスコンロを設置する時に注意しなければいけないことがいくつかあります。
ガスコンロを設置するスペースの大きさは余裕が無ければ火事が起きてしまうかもしれません。
少なくとも15㎝以上の距離を開けておくことが推奨されます。
十分な距離が無ければ火が周りの壁を熱して焦がしてしまうかもしれません。
最悪出火してしまうためスペースとガスコンロの大きさはしっかり測っておきましょう。
取り付けたときのガスホースが曲がっていると劣化が早くなることがあるようです。
無理な力がかかっている部分から劣化が始まり、ガス漏れが発生することも考えられるため適度な長さのガスホースを選びましょう。
火力の種類が複数備わっているガスコンロを購入した場合、火力が特に強いバーナーの位置には注意した方がいいでしょう。
火力が強いバーナーが壁に近いと設置距離に余裕があっても熱が壁に届くことがあります。
その場合は耐熱用の防護材を壁に取り付けるか、ガスコンロ自体を買い替えなければ使用するには危険です。
今回はガスコンロの取り外し方と設置方法について紹介させていただきました。
据え置き型のガスコンロならば自分で取り外したり設置したり出来ますので引っ越しやお手入れの時に移動させたりするときに今回の記事は役に立てることが出来るのではないでしょうか。
しかし、ご自分で出来るからと言っても取り付け方が甘いとガス漏れなどの事故の原因になるためご注意ください。
記事でも何回か書きましたが、ご不安ならばガス業者に取り外しや設置を頼むことが出来ますのでそちらを利用することも考えておくといいでしょう。